【徹底解説!】世界一周航空券の比較と活用方法!

世界一周

ヒロ
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この記事では世界一周航空券について解説していきます。

世界一周航空券とは?

世界一周航空券とは、一般的に出発地点から太平洋と大西洋を1回ずつ渡り、出発地点に戻ってくる航空券のことを指して呼びます。

ANAが加盟するスターアライアンスとJALが加盟するワンワールドでそれぞれ異なる世界一周航空券を扱っています。それぞれ加盟航空会社の就航ルートを世界一周航空券に組み入れることができ、それに基づきルートを作成していくことになります。

ただし就航ルートがない場合でも、自身でLCCなどを手配して移動することも可能です。

世界一周航空券を使用するメリット

マイルが貯められる!!

何といってもマイルが貯められることが1番大きなメリットといえます。JALもANAもですが、それぞれの航空会社が就航していない区間を利用する場合でも、同じアライアンスに加盟している航空会社であればマイルを貯めることができます。例えば、JALのマイルを貯めている場合、同じワンワールドに加盟しているアメリカン航空を使用した際にもJALのマイルを貯まります。(登録が必要で、計算方法は各航空会社により異なります)

私自身、世界一周を終える頃にはアメリカやヨーロッパも往復できるほどのマイルを貯めることができました。旅行が次の旅行のためのマイルに繋がるって良いですよね。

入国時にその国から出国するチケットを求められる国がある

タイやイギリス等一部の国においては入国する際に、その国から出国するチケットも提示を求められることがあります。そうした際に世界一周航空券であれば、その国から出国するチケットもあらかじめ購入済みであるため、事前に焦って準備をする必要もありません。

私が2016年に訪れた際はタイもイギリスも提示を求められることはありませんでしたが、必要書類として、現在もJAL等のサイトにも記載がされています。もし提出を求められた場合にないと入国できませんので、持っていると安心です。

旅行中、計画に追われることがない

世界一周は旅をしながら情報収集・計画の繰り返しです。

無計画の旅もそれはそれで良いのですが、予め期間が決まっている中で、かつ安全な旅にするためには事前の計画が必要だと私は思います。世界一周航空券でおおよそのルートや日程を先に決めて旅に出ましたが、その後の計画が非常に楽になり良かったです。このメリットは、実際に旅をし始めてから気づきました。

出発前に準備したこと

  • 世界一周航空券を使ったフライト区間の決定
  • 上記に付随してスケジュールの仮決め
  • 陸路を含めたおよそのルート

出発後に準備したこと

  • その国の治安やエリア情報、注意すべきポイントの収集
  • 1か月、1週間、1日単位でのスケジュール組み立て
  • 宿泊場所の予約
  • 電車やバスのルート検索、チケット購入
  • 行くスポットの情報収集、マチュピチュ等は事前にチケット購入

ある程度の計画は日本にいる間に行っていたとしても、上記のように詳細の計画はどうしても旅をしながら行うため、常に1か月後くらいの計画をしながら旅をしていました。ここに大枠のルート決めも加わるとなるとかなり大変になりますが、世界一周航空券を事前に購入しているおかげで楽に進めることができました。

番外編:機内食&映画が楽しめる!

搭乗する航空会社は、日本でいうJALやANA等一流の航空会社となり、機内食が出てきます。

貧乏旅を行っていた私は食費も切り詰めて生活していたため、この機内食が何より大事で、非常に楽しみにしていました。笑

また、モニターが備え付けられている区間がほとんどであるため、長距離移動であっても苦になりませんでした。日本の航空会社ではなくても邦画があることがあり、インド~ロンドンの移動では邦画を見ることができました。全てではありませんが、邦画がなくても日本語字幕で洋画が楽しめました。

加盟団体によって種類がある!

加盟航空会社は加入・脱退がありますので最新情報は各サイトにてご確認ください。

スターアライアンス

ANAをはじめとする26の航空会社が加盟している、スターアライアンスで購入できる世界一周航空券は下記の通りです。

≪加盟航空会社 一部抜粋≫

・ANA

・中国国際空港

・アシアナ航空

・ユナイテッド航空

・エアカナダ

・ルフトハンザドイツ航空

・ターキッシュエアラインズ

・エジプト航空

・南アフリカ航空

ワンワールド

日本の航空会社JALをはじめとする13社が加盟しています。

≪加盟航空会社 一部抜粋≫

・JAL

・アメリカン航空

・ブリティッシュエアウェイズ

・イベリア航空

・カタール航空

・スリランカ航空

・ロイヤル・エア・モロッコ

・ロイヤルヨルダン航空

・キャセイパシフィック航空 等

※イースター島など南米に強いLATAM航空は2020年4月30日をもって、ワンワールドアライアンスを脱退したため利用できなくなりました。

以前世界一周航空券を販売していたスカイチームは、現在世界一周航空券の取り扱いを終了しております。

それぞれの特徴は?料金は?

2社の料金設定における違いとしてはスターアライアンスはマイルによって料金が決まり、ワンワールドは何大陸に行くかによって料金が異なります。またそれぞれ詳細のルール・条件があり、設定するルートはそれらの条件をクリアしている必要があります。

利用する区間にもよりますが、どちらを選んだとしてもうまく活用すれば自分で1つ1つ手配するよりもお得に旅をすることができます!

①スターアライアンス

・出発地と最終帰着地の間で最大8回の途中降機が可能。

 (ただし欧州での途中降機は3回まで、日本国内での途中降機は4回まで)

・出発国に戻る最後の国際線搭乗は最初の搭乗から10日目以降、最大1年。

・最大12フライト区間に加え、最大4区間の「地上移動・同じ都市での異なる空港間移動が可能」

下記は世界一周堂さんのHPより引用させていただきましたが、料金設定は下記通りです。

参照元:スターアライアンス/世界一周堂 (sekai1.co.jp)

②ワンワールド

・大陸制の航空券(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米・オセアニア)

・最大16回のフライトが可能。

・途中降機は最低2回、最高15回(アジアは2回まで)

・各大陸においてのフライト回数は別途設定されている

 (アジアやヨーロッパ、南米は4回まで、アメリカは6回)

・利用期間は最長1年間

参照元:ワンワールドエクスプローラー/世界一周堂 (sekai1.co.jp)

➡エコノミーY・6大陸を選び、16回フライトを組み込んだ場合、1回あたりのフライトは30,312円となります。安すぎる!

どこで買えるの?

①各アライアンスのHP

ワンワールドやスターアライアンスの公式HPで簡単に購入・決済まで行うことができます。旅慣れをしている方はこちらから行うのが時間もかからず簡単です。

ですが、金額が大きく不安を感じる方もいるでしょう。そんな方には航空会社での購入をお勧めします。

②航空会社での購入

スターアライアンスではANA、ワンワールドではJALを通じて購入するというものです。もちろん他の航空会社を通じての購入でも問題ありませんが、特段の理由がなければ上記日系の会社でとるとよいかと思います。

私はJALで購入をしましたが、日程の変更の際にもJALのデスクに連絡をしたら、JAL便ではないフライトであっても変更手続きをしてもらえました。アライアンスのHPにて購入を行うと各運航会社に連絡をして変更する必要があるため、こうした場合にも安心できます。

③旅行代理店を通じて購入

大手旅行代理店ではHISが世界一周航空券を扱っておりますが、やはり世界一周旅行で有名なのは「世界一周堂」でしょう。ルートの相談や事前準備、さらには旅の途中でもルートの変更など様々な対応をしてくれるようです。②の航空会社での購入は、フライトにおいて柔軟に対応をしてくれましたが、ルートの決定やフライト以外の部分では自分で対応する必要があります。しかし旅行代理店は、より幅広い分野で旅の手助けをしてくれることになります。

その分手数料もお高めになりますが、保険的な気持ちで安心を取るのも選択肢の一つかと思います。

スターアライアンス VS ワンワールド

ここまで2種類の世界一周航空券について説明してきましたが、どちらを選ぶかは純粋に行きたい国に行けるかどうかを基準に選べばいいと思います。

そのため以前の記事で触れたように行きたい場所をピックアップした上で、その都市に就航している航空団体はどちらかという基準で選べば良いでしょう。なお、ヨーロッパ内は短距離かつ陸続きであるため、LCCや高速バスを組み合わせながら組み立てたほうが、世界一周航空券をより有効に活用できると考えます。

私自身は「イースター島に行きたい」、「社会人になってからはなかなか行けない南米での滞在を長くしよう」という考えから、南米の最大手「LATAM航空」が加盟していたワンワールドを選びました。(LATAM航空は残念ながら、その後ワンワールドを脱退しています)

そしてワンワールドが就航していない国や、フライト回数に入れるにはもったいないくらい近い都市間の移動は、自分で別途フライトを手配しました。ただし、世界一周航空券を利用した到着地と次の出発地が異なる場合にはフライト回数に含まれますのでご注意ください。同じ場所であれば問題ありません。

例えば、「ニューヨーク(⇒バンクーバー⇒ニューヨーク)⇒次の都市」であれば、カッコ内は0カウントですが、「ニューヨーク⇒バンクーバー⇒次の都市」であれば実際には世界一周航空券を利用せずLCC等を利用していたとしても、途中降機の回数にカウントされます。

まとめ

世界一周航空券は、事前に大体の行程を組み立てる必要がありますが、うまく活用すれば非常に充実した旅にすることができます。LCCも多くの区間で就航していますが、ワンワールド・アライアンスいずれも加盟している会社は一流であり、機内食やモニターの有無、座り心地、定刻通りの発着等安心できる部分が多くありました。

また、何といってもマイルを貯められるのは大きなメリットといえます。

各アライアンスの使用ルールについては最新の情報を各HPより確認してくださいね。

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