世界一周したいけど、どうやって計画すればいいの?1から組み立てるのなんて大変すぎる。
この記事では世界一周のルート決めについて、順番に説明していきます。ルート決めが面倒だという方は、ピースボートのように世界一周がツアーのパッケージになっていて、申し込むだけで済むものもあります。
こちらはあくまで自分で計画する方向けの記事になります。
行きたい場所をPick up!
まずは世界一周をする上でどこに行きたいかを、どんどん書き出してみましょう。単純に国のみでもよいですが、アメリカ等の国が広い場合はルートを固めにくいため具体的な都市やスポットまで書いたほうが計画しやすいです。
あまり思いつかない人はテーマを決めてみるのもおすすめです。
≪テーマの例≫
- 世界遺産を巡りたい
- 美しい自然を巡りたい
- 秘境を多く訪れたい
どのようにまわる?世界一周航空券は使う?
行きたいところがおよそ出せたら、次はルートについて考えていきます。ルートについては世界一周航空券を利用するかどうかで大きく変わるため、最初に世界一周航空券を利用するかどうかを決めたほうが良いです。
世界一周航空券を使用しない場合には、自由にルートや期間を組み立てていくことができますが、世界一周航空券を利用する場合には、使用期間は1年以内に限定され、合計フライト数や大陸ごとのフライト数、行ける都市、経由地の指定等制限が発生します。
期限は決めず、自由に回りたいという方はフリーで計画することをお勧めします。反対に期間が決まっている、行きたい国が世界一周航空券の中にある、優柔不断で決めきれないからある程度の制限の中でルートを組みたい!という方は世界一周航空券をお勧めします。
世界一周航空券については別の記事で解説しています。
具体的にルートを決めていこう!
行きたい場所、そしてどのように航空券を手配していくかを決めたら具体的なルートを組み立てていきます。
東回りと西回りってどちらがいいの?
世界一周ルート決めでよく聞く東回り・西回りですが、簡単に説明すると下記通りになります。
西回り:日本→アジア・ヨーロッパ→北米・中南米→日本
東回り:日本→北米・中南米→アジア・ヨーロッパ→日本
つまり日本出発時に西と東のどちらに向けて移動して一周するのかということです。
それぞれのメリットについては下記通りです。ほとんどの方は西回りで旅をされている印象で、かくいう私もその一人でした。
【西回りにするメリット】
- 時差ボケをしにくい
- アジア圏であるため環境に慣れやすい
- タイやベトナムなどは日本人に多く出会うため、情報を得やすい
【東回りにするメリット】
- 帰国前に物価の安いアジアを回る為、残金が少なくても心配せずに済む
- アメリカからスタートするのであれば、衛生的にある程度担保される
今後の旅の計画をあまりしていない場合はタイやインドに滞在しながらのんびり計画をしてもいいと思います。アメリカで同じことをしようとすると倍以上の金額がかかりますので、ノープラン旅で行きたいという方も西回りをおすすめします。
どの季節に行くのがいい?
皆さんご存じのように北半球と南半球で季節が異なります。
そのため服装も異なってくるため、ルートを決めていくうえでは考慮したほうが良いです。また、それぞれの国においてベストシーズンと呼ばれる時期があり、また伝統的なお祭りや行事が決まった時期に開催されます。全ての国をベストシーズンでまわるのは難しいですが、予めどの時期にその国に行くかを検討しておくことをお勧めします。
<例>
・スペイン:8月(トマト祭り)
・ボリビア ウユニ塩湖:11~3月(鏡張り) ※乾季でも場所により見られる
・ブラジル:2~3月(サンバ) ※年によって異なる
上記はあくまで一例となります。スペインのトマト祭りやブラジルのサンバは、この時期が1年の中で一番人が集まる時期なので、宿が高くなったり混雑したりするといえます。あまり気にしない方はここを外して訪れるのも良いと思います。
また、様々な季節に訪れることは体調を崩しやすい点と、荷物が増えてしまうということもあります。
<筆者の場合>
5月出発
アジア・・・5~7月 夏~真夏
ヨーロッパ・・・7月 夏
南米・・・8~9月 冬
北米、アイスランド・・・10月 秋
筆者の場合は南米に行った際が冬でしたが、温暖な気候である為基本的にはダウンとマウンテンパーカーがあれば寒さをしのぐことができました。温暖な時期にうまくまわればその分荷物も減ることになります。
逆にインドは真夏の時期に行ってしまったため、暑すぎて動く気にもなれず宿でグダグダしてしまったのが反省です。
危険レベルの確認をしよう
世界の情勢はめまぐるしく変化しますので、必ず治安の状況、今渡航して大丈夫かという点も確認するようにしてください。治安なんて現地に行かないとわからない!と思うかもしれません、まずは日本政府がその国への渡航に対しどのようにコメントをしているのかを確認します。
■危険レベルについて
地域ごと下記4段階に分けられています。
レベル1 十分注意してください。
レベル2 不要不急の渡航は止めてください。
レベル3 渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
レベル4 退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
また旅の途中に治安情報がリアルタイムに受け取れるよう「たびレジ」にも登録しておくことをお勧めします。
登録はこちらから→ 海外へ渡航される皆様へ (mofa.go.jp)(外務省HPサイト内)
上記はあくまで指標にすぎませんので、治安が絶対大丈夫ということではありません。臨機応変な対応を心がけることをお勧めします。
行きたい国のビザは必要?
日本のパスポートを所持していれば、短期滞在の場合、190か国以上の国はビザなしで渡航することが可能でと言われています。
当たり前のように感じるかもしれませんが、これは非常にすごいことで「ビザを取得せずに渡航が可能な国の数」のランキングでは世界第三位になっています。ちなみに昨年までは5年連続で世界1位に輝いていました。これが日本のパスポートが最強と言われる理由です。ただし、アメリカのようにビザは不要でも事前にESTAの手続きを行う必要がある国もあります。
ビザが必要な国においてビザがないと入国を認められません。空港でその場でできるものもあれば、事前にWEB上で申請が必要なもの、長期になると事前に大使館で手続きが必要なものもあります。
筆者の場合、当時ブラジルは1万円程払ってビザ取得が必要でしたが、リオオリンピックの期間中は不要となるため、オリンピックに合わせていきました。
期間やビザ不要となる条件は国によって異なるため、外務省HPを参照してください。また下記サイトも分かりやすく記載されています。
日本のパスポートでビザが必要な国/不要な国は? – ESTA Online Center (esta-center.com)
まとめ
ここまで世界一周の計画方法について解説してきました。細かなステップはもっとありますが、概要としては下記通りです。
- 行きたい場所を列挙する
- 世界一周航空券を使うかどうか決める
- ルートの組み立て
<ルート策定時の注意点>
- 東回り、西回りどちらにするか
- どの季節・時期に行くか
- 治安情報の確認
- ビザの有無確認
この情報だけでは、まだまだ不足しているかと思いますので今後も計画について発信していきたいと思います。
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