海外ってどうやってお金を持ち歩けばいいの?
友達がスリにあったみたいだけど、大丈夫かな?
本記事では海外でお金をどのように支払うか、そしてどのように持ち歩くかについて述べていきたいと思います。
なお、世界一周での経験に基づくため、治安が良い国や旅のスタイルによっては厳重すぎるかもしれません。
筆者はこれから述べる内容でインドやアフリカ、南米など一般的に治安があまり良くないとされる国も犯罪に遭うことなく無事に旅を楽しむことができました。
現地の支払いはどうしてた?
大きな支払いは楽天デビットカード、それ以外は現金で
宿泊費や長距離バス代など大きな金額は楽天のデビットカードを使用し、細かな支払いについては現金で支払っていました。また、カードを渡しても悪用される可能性が少ない場所であれば、高額でなくても使用していました。
例えば、レストランの場合チェーン店であれば使い、個人で行っているところでは現金で支払っていました。もちろん悪用されずに対応してくれる個人のお店もたくさんありますが、会社として運営している方が安全度が高いと個人的には感じています。
また、宿泊費であったとしてもbooking.comの口コミや、現地の清掃状況などを見て、カードは使用せず現金で支払ったこともあります。
現金で支払う場合には、おつりをごまかされることが何度かあったため、よく確認した方が良いでしょう。その場でいくら足りないと言えば、正しい金額を追加でもらえます。おつりが足りないことに対して謝られたことはないため、きっと確信犯だと思います。
現地通貨はATMで調達しよう
現地通貨は各国に到着した初日にデビットカードを用いて、ATMからおろしていました。
下ろす金額は必要最低限にしていましたが、こまめに下ろすと都度手数料が発生してしまいますので、必要な金額をざっくり考えた上でまとめて下ろしていました。
具体的な金額は滞在期間によっても異なりますが、宿泊費を参考にしたり、事前にブログなどで物価を確認したりすることで決めていました。
残しても無駄!現地通貨はその国で使いきろう
基本的に現地通貨はその国で使い切ってください。隣国であっても使えないことがほとんどで、特に硬貨はかさばって荷物になります。
そして両替するという手もありますが、通貨が少ないと再両替できないか、出来てもどんどん金額は減っていきますので、他国でも強いアメリカドルやユーロ以外は使い切ると良いでしょう。
デビットカードについて
デビットカードとは?
デビットカードとは、カードの使用と同時に、そのカードに登録している銀行口座から利用した分の金額が引き落とされる仕組みを持ちます。
デビットカードには作成時に審査がありません。そのため収入がない大学生や主婦(夫)であっても気軽に作成することができます。一方でクレジットカードは利用してから引き落としまでの間、一時的にカード会社が立て替えることとなるため与信審査が行われます。
クレジットではなくデビットカードを選ぶ理由
デビットカードにした理由は、「限度額が自由に決められる」ためです。
クレジットカードの場合は作成時に審査の上で限度額が設定され、変更したい場合はカード会社に連絡をした上で審査が通れば限度額を変えることができます。また、限度額は1ヶ月単位での金額となっており、銀行のキャッシュカードのように1日あたりの上限を設定することができません。
一方でデビットカードの場合は、口座に入れている金額が上限額となるため、紐づけている口座に入れるお金を調整することで上限を自由に設定することができます。そして、1日あたりの上限額もスマホから簡単に設定できます。収入がほとんどない大学生がクレジットカードを作ると。上限が30万円になりますが、航空券の購入も重なると月の使用額が大きくなることもあります。そうした場合であってもデビットカードは気にせず使用できるのでおすすめです。
デビットカードの管理方法
上限が自由に決められるということは、設定によっては1日に100万以上使用することもできてしまうということです。
カードを紛失したり悪用されたりした場合に備えて、下記のように運用していました。
- 使用したカード:楽天デビットカード(VISA)
- 紐づけている銀行:楽天銀行
- サブで使用している銀行:ゆうちょ銀行
①サブで使用しているゆうちょ銀行に旅行資金をまとめて入れておく。(100万円程度)
②楽天銀行の残高が減ってきたら20万円単位で、アプリを利用してゆうちょから楽天銀行へ移す。
③楽天銀行には一定の金額を入れた上で、デビットカードを使用。
口座の残高確認を怠るとATMからお金も下ろせず、カード決済もできなくなるため、毎日確認をしていました。この方法はかなり用心深いやり方かと思いますので、毎月定期入金を利用する、もしくはサブ使用の銀行はなくして1日の限度額を設定しながら楽天銀行のみでやりくりをしても良いかと思います。
お金は3ヶ所に分散して持ち歩く!
メイン:ショルダーバッグ
普段使いしていた財布はファスナー付きのショルダーバッグに入れていました。
バッグは常に自分の前にあるようにした上で、混雑した場所を通る際にはファスナーを閉めた上で開口部を手で持って移動をしていました。
移動日においては背中にバックパック、前に30Lほどのリュックを抱えていたためリュックの中にショルダーバッグごと入れた上で使っていました。
財布についてはブランド物ではなく、小学生の時に使っていた財布が実家にあったためそちらを利用しました。10年ものです。笑
身なりにも共通する話ですが、いかにお金がなさそうに見せるかを意識していました。不潔にするということではなく、やはり貧富の差が激しい国や治安が悪いとされる国に行く場合は、高価な物を身につけていると目をつけられやすいです。アクセサリーをはじめ、服や小物においてもハイブランドのものは持たないようにしていました。
なお、財布の中身については下記通りです。
- 楽天デビットカード
- 両替したその国の通貨
サブ①:セキュリティポーチ
セキュリティポーチは服の下にショルダーの形でかけていました。国によっては首からかけるだけの場合もありましたが、いずれも見えないように服の内側になるようにしていました。
▽入れていたもの
・予備としてアメリカドル(およそ100ドル)
・クレジットカード
▽お金以外
・パスポート
・パスポート再発行用の顔写真
・パスポートコピー
日本円は両替ができない場所も多いため、日本にいるうちにアメリカドルに両替をした上で持ち歩いていました。
パスポートのコピーについては、パスポートの提示を求められる際にコピーでいい場合もあったため、そういった時に使用しており、バックパックにもコピーを入れていました。
サブ②:バックパック
予備の財布を入れていましたが、結果的には出番がありませんでした。
こちらには日本の運転免許証や予備のクレジットカードを入れていました。
もし犯罪に巻き込まれそうになったら…
お金やパスポート、iPhoneはもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは自分の命です。
もし強盗に出くわしてしまったら、無理に抵抗はせず渡してしまった方がいいでしょう。銃を持っている可能性もありますし、相手が1人に見えても他に仲間がいる可能性もあります。日本とは常識が異なりますので、要注意です。
こういったことを書くと不安に感じる方もいるかと思います。100%防ぐことは難しいと思いますが、巻き込まれる可能性を低くすることはできます。
- 日が沈んだら出歩かない
- 人通りが少ない道は歩かない
- お酒を飲まない
新しい出会いの機会や、旅の楽しさを減らす行動にも思えますが、それでも私は女性1人であったこともあり、上記を徹底しました。結果として約20ヶ国を周り、何事もなく旅を終えることができました。
まとめ
本記事では海外でのお金の支払い方法と管理方法について紹介しました。
支払うときは…金額の大きい支払いや信用できる店はデビットカード、それ以外は現金で。
持ち歩く際は…「分散」して持ち歩く
※お金があるように見えないよう外見にも気をつける
スリ等の犯罪に合わないようあらかじめ対策を行った上で、旅を楽しみましょう!
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